お金があったのに豊かではなかった理由

2012年に熟年離婚をしました。
原因はまあ、いろいろ・・・
相手が悪い部分もありましたが
今になって振り返ってみると私にも落ち度は多々ありました。
別に離婚したことを悔やんでいるわけではないのですが
もっとこうすればよかった・・・
ってことはあります。
中でもお金の使い方は下手くそだったな。
って思います。
どんなお金の使い方をしていたか?
年の離れた元夫はフツーのサラリーマンでした。
会社の規模は小さい方ではなかったため、平均以上のお給料を稼いできてくれました。
だけど、私はとにかく将来のことが不安で仕方がない。
子供達が学生の間に定年を迎えてしまうことをいつもいつも不安に思っていました。
生活は爪に火を灯すような生活で、
家族でパーっと旅行に行くこともなく
夜に外食に行くこともなく
(昼のランチはフードコートを利用したりしてたけど)
いつでも心の中は貧しい状態。
たまったお金はマンションの繰り上げ返済に・・
だからいつもお金がない状態。
私も家にいながらネットショップでパート程度の収入があり
自分や子供達の洋服はそこから捻出。
でも将来のために基本的には手を付けない。
そこまでジリ貧ってこともないけど
決して豊かな生活ではありませんでした。
何もかも失って気がついたこと
なぜ「今」にお金を使わなかったのか?
なぜ将来の不安にお金をすべて使ってしまったのか?
子供達の小さいときに家族でもっと出かければよかった・・
と後悔してしまいます。
あれだけ頑張って繰り上げ返済したマンションは夫のものとなってしまい私は無一文で住んでいた家を追われました。
このことがあってから
まだ見ぬ将来にお金をかけるのを止めました。
今が一番大事です。
現在は社会人になった息子と社会人になりそこねた娘と3人で暮らしています。
以前よりずっと収入は減りました。
でも時々贅沢なご飯を食べに行ったり、好きなものを買ったり・・
現在は貯金の額は少ないけどずっと豊かな生活です。
お金があれば豊かっていうわけではないんですね。
いくらお金があっても不安が強いと豊かにはなれない。
痛い目にあってようやく気が付きました。
不安な気持ちが負のスパイラルに
なぜ本来だったら幸せになれていた(かもしれない)結婚生活が破綻したか?
お金の面だけで考えると、私の不安の「負の要素」がとても強かったこと。
まだ見ぬ将来の不安に押しつぶされそうになり、
妻であり母だった私が眉間にシワを寄せていました。
いつもそんな顔で家にいられたら
誰だって嫌な気持ちになると思います。
何もかも失ってスタートした私の起業です。
まったく不安がないわけではありませんが
とにかく「今」を大事にしています。
今できることって何かな?
今私に必要なスキルって何かな?
そう考えるようにシフトしてからは気持ちも楽になり
そうすると人も寄ってくるようです。
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